2008年11月22日
酒井如雲来砥100周年展

本年は、岐阜県出身の酒井八四郎(如雲)氏(1884-1958)が、向井愛山窯に陶画師として迎え入れられてより
100周年にあたります。
酒井氏は絵付彫刻にすぐれ、また子弟の育成や砥部窯業史の研究など、砥部焼の技術指導に大きな業績を遺された方です。
愛山窯閉窯後、砥部工業学校や工業試験場に努めたのち、五松園を創業されました。
染付、泥彩、楽焼など多彩な製品を遺されています。
家業は、お孫様にあたられる酒井芳人氏(愛媛県無形文化財)に引き継がれています。
また、同じくお孫様にあたられる白潟八洲彦氏(八瑞窯)、西岡秀典氏(永立寺窯)も
国の伝統工芸士として現在の砥部焼業界を牽引されておられます。
本展では、写真や資料とともに、
酒井如雲氏の遺された多彩な製品を展示紹介いたします。
また、酒井芳人氏、白潟八洲彦氏、西岡秀典氏をはじめとする御子孫の作品もあわせてご紹介いたします。
というのが公式な本展のご紹介です。
ここからはちょっと担当者のつぶやき。
御子孫の手により搬入された作品を拝見し、
表現が不適切かもしれませんが、
伝産スタッフのテンションがグンッと上がりました。

なぜ、果物の画像があるの?と思われるかもしれません。
これらの果物も、実は酒井如雲氏の作品なのです。
素焼きの果物に吹きつけ塗装によるエナメル着色がなされていて
本物と見まがうようなリアリティがあります。
造型の細かさ、
おおらかさ
さりげなさ
平成20年の現在に生きる私達の目には
どこか新鮮で
どこか懐かしく感じられるのです。
今見ても「いいな、欲しいな」と思わせる作品が並びます。
ぜひ、お一人でも多くの方に、ご覧いただきたいと思います。


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